トライアスロンは水泳・自転車・ランニングの3種目を複合して行う競技です。
その為、一般的に『トライアスロン』はすごく長くてキツいだけのスポーツという印象があります。
またどんな競技か紹介しているサイトやメディアも少ないことからも参入障壁が高いスポーツのひとつです。
しかし実際は意外とそうでもなく、様々な距離のトライアスロン大会が開催されているので、誰でも気軽に参加できるスポーツです。(大会によって各種目の距離が異なり、今回紹介するような距離のトライアスロン種目があります。)
今回はトライアスロンを知らない方に向けて、「トライアスロンの種目と距離」を初心者にもわかりやすいように解説していきたいと思います。
1. スーパースプリントディスタンス
2. スプリントディスタンス
3. スタンダードディスタンス(オリンピックディスタンス・ショートディスタンス)
4. ミドルディスタンス(アイアンマン70.3)
5. ロングディスタンス(アイアンマン)
ではそれぞれのトライアスロン種目の距離や概要を以下で説明していこうと思います。
トライアスロンの種目と距離
スーパースプリントディスタンス

トライアスロンの距離で一番短いスーパースプリントは、トライアスロン初心者が出場できる大会の中で一番敷居が低い種目となっています。
トライアスロンは、基本的に海や湖を泳ぐのですが、スーパースプリント大会は距離が短いこともありプールを使用して開催されることもあります。
その為、全く泳いだことのない方や泳ぐことが苦手な方でも、気軽に参加することができます。
速い方で25〜30分ほどで完走してしまう、短距離型のトライアスロンとなっています。
スプリントディスタンス

スプリントディスタンスはトライアスロンの種目の中でも根強い人気がある距離となっています。
水泳を750m泳ぎ、20kmの自転車に乗り、5km走るスプリントディスタンスは、普段の忙しい中時間を割いてトレーニングを行っている方が、自身の力を試す挑戦の場として人気があります。
時間にして速い人で1時間程で完走し、最終走者は、大体2時間で完走します。
スタンダードディスタンス(オリンピックディスタンス・ショートディスタンス)

スタンダードディスタンスは、トライアスロンの個人種目で、オリンピックの正式種目としても採用されている距離となっています。
トレーニングを積み重ねてきた方々が、スーパースプリントディスタンスやスプリントディスタンスを経て、このスタンダードディスタンスに挑戦する傾向が多いです。
国内の主要トライアスロン大会でも、このスタンダードディスタンスの距離を採用していることが多く、様々な地域の大会に出場できることも魅力の1つとなっています。
速い選手で2時間程で完走し、最終走者は4時間程で完走します。
交通規制の関係もあり、制限時間が設けられている大会もあります。
ミドルディスタンス(アイアンマン70.3)

ミドルディスタンスは、ロングディスタンスへの登竜門として挑戦されることが多いトライアスロンの距離となっています。
距離は、水泳1.9km・自転車90.1km・ランニング21.1kmでの開催が主流で世界大会も数多く開催されています。
制限時間は8時間くらいに設定されている事が多いです。
ミドルディスタンス辺りの距離になると、仕事をしながらいかにトレーニングを積んでいくとこができるかという事が重要となってきます。
仕事と競技の両立で自身の記録に挑戦して行くことが、ミドルディスタンスの魅力となってきます。
ロングディスタンス

ロングディスタンスは、水泳・自転車・ランニングの距離がトライアスロンの中で一番の最長距離となっています。
トライアスロンの醍醐味を味わいたい人はロングディスタンスに挑戦することが良いでしょう。
自身の限界に挑戦することや、ゴールした後の達成感は、他では味わうことができないほどのものとなります。
世界的に有名な『アイアンマントライアスロン』は、スイム3.8km・バイク180.2km・ラン42.195kmの総距離226kmを自身の力のみで完走します。
ロングディスタンスの大会は、16時間という制限時間が設けられており、早朝にスタートし、最終走者のゴールは夜になることもあります。
まとめ
今回はトライアスロンの距離について、各種目別に解説してきました。
トライアスロンにも様々な距離の大会があるので、トレーニングを継続して自分の限界に挑戦していってみてください。